エトセ工房でNPO公開セミナーがありました。 | エトセ工房の日常を紹介

３月１２日にエトセ工房内でNPO法人風舎主催の「障がい者と一緒に　～はじめの一歩～　」と題した公開セミナーがありました。講師は地元岡崎市でイチゴとナスを栽培されている伊藤園代表の伊藤吉孝さんです。

伊藤さんは息子さんが広汎性発達障害であることをきっかけに、自分たちが楽しめることということで、建築関係の仕事を退職され、農業大学校の農業研修に参加し、栽培技術、農業経営を学び農業を始められました。そうする中で障がいのある方々を支援する団体とのネットワークを構築され、ひとり一人がそれぞれの得意分野で生き生きと活動している事例を紹介いただきました。セミナー中に展示していただいた絵はとても力強さ感じました。

伊藤さんのお話の中で言われていたことで、「健常者」の価値観でみる「障がい者」ということではなく、社会生活をする中で「支援者」と「要支援者」の関係と、その仕組み作りが大切なのではないでしょうか、という言葉がとても印象に残りました。今回も様々な分野の方に参加いただいています。風舎の今後が楽しみです。

さて、今、伊藤さんの農園ではイチゴが最盛期だそうです。そして夏にはそれを原料としたシロップのかき氷があるそうですよ。伊藤園HP